【要約】LSV著 新しいフォーマットへの取り組み【リミテッド】
2010年6月28日コメント (4)原文 How to Learn Limited.
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/initial-technology-how-to-learn-limited/
マジックで、もっとも腕が試されるのは
リミテッドの新しいフォーマットに取り組む時だよね。
試してみないといけないことがテンコモリ!
でも、プロツアーにもグランプリにもリミテッドがあるからやるっきゃない。
この記事では
リミテッドの新しいフォーマットが出たときに
私が必ずやっていることを紹介しようと思う
きっと役に立つはずさ。 LSV
1.まずはそのセットのテーマに取り組もう
ゼンディカーの2回目のドラフトの時、
私のファーストピックは<カズールの大将軍>だった。
そんで同盟者デッキを組んだんだけどさ、
これが大失敗(⌒_⌒;)
でも、そのおかげで
赤は同盟者やる時の中心色でないことはわかったんだよ。
そうやって、まずはそのデッキのテーマを試してみて
上手くいくいかないを確かめてみるんだ。
たいていは上手くいくんだけどさぁ、
<マーフォークの君主>はダメだったねぇ。
マーフォークはM10のテーマだったんだけど
ぜんぜん数も足んないし、強化されてなかった。
それから、<エルドラージの寺院>
これも強くなかった。
エルドラージ呪文を複数唱えるんなら
使えることは使えるんだけど、
フラッグシップカード(Flagship:その集合の中で最も重要)
じゃあないんだよね。
ただし、コアセット(M10とかM11)ってのは
あんまりテーマが強力じゃあないんだよね。
なんでかっていうと、
プロレベルのイベントでは普通使われないからなんだ。
だから、M11のテーマを掘り下げるのは
あんまり気合が入らないんだよね。
もし、興味深いテーマがあったら
ぜひフラッグシップカードをピックして、有効な使い方を見つけてみてくれ。
2.迷ったらレアをとれ
MOの4-3-2-2で勝つためのアドバイスじゃないからね(⌒_⌒;)
レアを使えるチャンスなんて、文字通りレアなんだよ。
神話なんかなおさら使う機会ないから、ぜひピックしよう。
すべてのレアと神話の価値を知ることは
そのフォーマット全体を把握するために不可欠なことなんだ。
プロツアーとか大事なイベントで
良さそうに見えるレアとったら「実は全然使えなかった!」っていうのが最悪のシナリオ。
私も世界戦でこの罠にはまったことがあるよ。
アジサシ流して、カリタスとって大失敗したんだ。
失敗するなら練習でしておこうね。
3.色んなデッキに挑戦してみよう
どんなフォーマットでも最初は色んなデッキを試してみることにしている。
できるだけ多くのカードを試して、経験を積んでおきたいからね。
最終的には、喜んで使うデッキは限られてくるんだけど
そこへたどりつくまでには色んなデッキを試してみる必要があるんだ。
4.時間がなくなってきたら、色んなデッキに手を出してはいけない
さっきと言ってることが明らかに違うんだけど、
そんなに簡単な話じゃないんだ。
色んなデッキを試して、強いアーキタイプにたどり着いたら
今度はそのデッキを使い込むことだ。
わずかな時間でそのフォーマットを理解するためには
これが一番の近道なんだ。
いいかい?
ひとつのフォーマットを真に理解するためには
山ほどドラフトをやって、多くの多くの議論を重ねる必要があるんだ。
そして、どんな環境においてもそんな時間の余裕はない (⌒_⌒;)
しかし、ひとつのデッキをマスターするのにはそんなに時間はかからない。
またそれで目的に達すること(そのフォーマットの達人になること)は可能だ。
この方法の弱点はもちろんある。
そのデッキが組めなかったら困るし
ポピュラーなアーキタイプはカットされやすくなる。
ただ十分に強いアーキタイプが組めれば
それほど大きな問題ではないんだ。
この点については大いに意見の相違があるだろう。
しかし、この方法は機能すれば、たいていはとても上手くいく。
また、この方法は突出したアーキタイプがないフォーマット(コアセットとか)では
上手くいかないので気をつけてくれ。
5.迷ったら青白をやれ
リミテッドでは伝統的な組み合わせがあるんだ。
その代表例が青白。
終わってみれば、青白がベストか2番目くらいにはおさまるんだ。
特にフルブロックのドラフトではね。
フライヤーと条件付の除去(バウンス・平和なべ等)の組み合わせは
いつだって優れた組み合わせなんだ。
そして、青白の組み合わせは
他のどんな2色の組み合わせよりもフライヤーが多い。
つーか、フライヤーって強いんだもん。
6.カードをドラフトするな!デッキをドラフトしろ!
これを言いすぎなのはわかってるんだよ。
でも、それがドラフトのゴールなんだよ。
私はゼンディカーでは無残なものだったよ。
なぜなら私はデッキをドラフトしようとしていたからね。
面白いテーマがなかったから、私はあのフォーマットが嫌いだった。
過去のどんなフォーマットでも
最終的には満足のいく特定のデッキに私はたどり着いた。
全てのフォーマットに傑出したデッキがあるわけじゃないけど、
ある限りは私はそれを探そうとするだろう。
7.ただドラフトするだけじゃダメだ。議論が必要だ。
私たちはドラフトの練習をするときは必ず
興味深いピック、状況、フォーマットの印象について意見を交わすんだ。
MOでドラフトすることの最大の欠点はこれができないことだね。
他の人と話すことで、
新しい視点を得たり、新しいセオリーを知ることができるんだ。
ひとりでドラフトするよりも
他の人とドラフトする方が多くのことを得られるんだよ。
(以下、PTサンファンで上手くいったという話)
(訳者談)
最後にちょっといい話がありますが
これは原文の良さを大事にしたいのであえて訳しませんでした。
大急ぎで要点のみを拾っていったので
細かいニュアンスが違っているかもしれませんが
大意はあっていると思いますのでご容赦ください。
本文で特に読んでいただきたいところは
<7.ただドラフトするだけじゃダメだ。議論が必要だ。>という点です。
マジックはひとりでは決して強くなれません。
今後とも皆さんのご協力をお願いいたしますm(_ _)m
listener
http://strategy.channelfireball.com/featured-articles/initial-technology-how-to-learn-limited/
マジックで、もっとも腕が試されるのは
リミテッドの新しいフォーマットに取り組む時だよね。
試してみないといけないことがテンコモリ!
でも、プロツアーにもグランプリにもリミテッドがあるからやるっきゃない。
この記事では
リミテッドの新しいフォーマットが出たときに
私が必ずやっていることを紹介しようと思う
きっと役に立つはずさ。 LSV
1.まずはそのセットのテーマに取り組もう
ゼンディカーの2回目のドラフトの時、
私のファーストピックは<カズールの大将軍>だった。
そんで同盟者デッキを組んだんだけどさ、
これが大失敗(⌒_⌒;)
でも、そのおかげで
赤は同盟者やる時の中心色でないことはわかったんだよ。
そうやって、まずはそのデッキのテーマを試してみて
上手くいくいかないを確かめてみるんだ。
たいていは上手くいくんだけどさぁ、
<マーフォークの君主>はダメだったねぇ。
マーフォークはM10のテーマだったんだけど
ぜんぜん数も足んないし、強化されてなかった。
それから、<エルドラージの寺院>
これも強くなかった。
エルドラージ呪文を複数唱えるんなら
使えることは使えるんだけど、
フラッグシップカード(Flagship:その集合の中で最も重要)
じゃあないんだよね。
ただし、コアセット(M10とかM11)ってのは
あんまりテーマが強力じゃあないんだよね。
なんでかっていうと、
プロレベルのイベントでは普通使われないからなんだ。
だから、M11のテーマを掘り下げるのは
あんまり気合が入らないんだよね。
もし、興味深いテーマがあったら
ぜひフラッグシップカードをピックして、有効な使い方を見つけてみてくれ。
2.迷ったらレアをとれ
MOの4-3-2-2で勝つためのアドバイスじゃないからね(⌒_⌒;)
レアを使えるチャンスなんて、文字通りレアなんだよ。
神話なんかなおさら使う機会ないから、ぜひピックしよう。
すべてのレアと神話の価値を知ることは
そのフォーマット全体を把握するために不可欠なことなんだ。
プロツアーとか大事なイベントで
良さそうに見えるレアとったら「実は全然使えなかった!」っていうのが最悪のシナリオ。
私も世界戦でこの罠にはまったことがあるよ。
アジサシ流して、カリタスとって大失敗したんだ。
失敗するなら練習でしておこうね。
3.色んなデッキに挑戦してみよう
どんなフォーマットでも最初は色んなデッキを試してみることにしている。
できるだけ多くのカードを試して、経験を積んでおきたいからね。
最終的には、喜んで使うデッキは限られてくるんだけど
そこへたどりつくまでには色んなデッキを試してみる必要があるんだ。
4.時間がなくなってきたら、色んなデッキに手を出してはいけない
さっきと言ってることが明らかに違うんだけど、
そんなに簡単な話じゃないんだ。
色んなデッキを試して、強いアーキタイプにたどり着いたら
今度はそのデッキを使い込むことだ。
わずかな時間でそのフォーマットを理解するためには
これが一番の近道なんだ。
いいかい?
ひとつのフォーマットを真に理解するためには
山ほどドラフトをやって、多くの多くの議論を重ねる必要があるんだ。
そして、どんな環境においてもそんな時間の余裕はない (⌒_⌒;)
しかし、ひとつのデッキをマスターするのにはそんなに時間はかからない。
またそれで目的に達すること(そのフォーマットの達人になること)は可能だ。
この方法の弱点はもちろんある。
そのデッキが組めなかったら困るし
ポピュラーなアーキタイプはカットされやすくなる。
ただ十分に強いアーキタイプが組めれば
それほど大きな問題ではないんだ。
この点については大いに意見の相違があるだろう。
しかし、この方法は機能すれば、たいていはとても上手くいく。
また、この方法は突出したアーキタイプがないフォーマット(コアセットとか)では
上手くいかないので気をつけてくれ。
5.迷ったら青白をやれ
リミテッドでは伝統的な組み合わせがあるんだ。
その代表例が青白。
終わってみれば、青白がベストか2番目くらいにはおさまるんだ。
特にフルブロックのドラフトではね。
フライヤーと条件付の除去(バウンス・平和なべ等)の組み合わせは
いつだって優れた組み合わせなんだ。
そして、青白の組み合わせは
他のどんな2色の組み合わせよりもフライヤーが多い。
つーか、フライヤーって強いんだもん。
6.カードをドラフトするな!デッキをドラフトしろ!
これを言いすぎなのはわかってるんだよ。
でも、それがドラフトのゴールなんだよ。
私はゼンディカーでは無残なものだったよ。
なぜなら私はデッキをドラフトしようとしていたからね。
面白いテーマがなかったから、私はあのフォーマットが嫌いだった。
過去のどんなフォーマットでも
最終的には満足のいく特定のデッキに私はたどり着いた。
全てのフォーマットに傑出したデッキがあるわけじゃないけど、
ある限りは私はそれを探そうとするだろう。
7.ただドラフトするだけじゃダメだ。議論が必要だ。
私たちはドラフトの練習をするときは必ず
興味深いピック、状況、フォーマットの印象について意見を交わすんだ。
MOでドラフトすることの最大の欠点はこれができないことだね。
他の人と話すことで、
新しい視点を得たり、新しいセオリーを知ることができるんだ。
ひとりでドラフトするよりも
他の人とドラフトする方が多くのことを得られるんだよ。
(以下、PTサンファンで上手くいったという話)
(訳者談)
最後にちょっといい話がありますが
これは原文の良さを大事にしたいのであえて訳しませんでした。
大急ぎで要点のみを拾っていったので
細かいニュアンスが違っているかもしれませんが
大意はあっていると思いますのでご容赦ください。
本文で特に読んでいただきたいところは
<7.ただドラフトするだけじゃダメだ。議論が必要だ。>という点です。
マジックはひとりでは決して強くなれません。
今後とも皆さんのご協力をお願いいたしますm(_ _)m
listener
コメント
ドラフトのレポや翻訳等とても参考になります!
リンクありがとうございます。
記事がお役に立てているようでうれしいです♪
ドラフトのレポなどにコメントなどいただけるとうれしいです。
本文にもありますが、一人では決して上手くなれませんから。
ドラフト・構築レポ戦術論の翻訳等大変参考に成ります。
リンクありがとうございますm(_ _)m
参考にしていただけてうれしいです
どうぞよろしくおねがいします。