【要約】世界選手権 ドラフト3-0 Brian Kibler
2010年12月11日コメント (4)これは訳すしかないです(⌒_⌒;)
インパクト強かったです。
要点絞って書いておきます。ドラフトする人にはオススメの内容です。
原文(公式)
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/feature/draft1
あんまり訳を意識せず、ボクの言葉で解説します。
詳細まで知りたい人は原文どうぞ。
まずはキブラーが3-0したデッキを見てください。
Brian Kibler, 3-0 2010 Worlds
10 Island《島》
4 Mountain《山》
1 Forest《森》
1 Copperline Gorge《銅線の地溝》(緑赤)
1 Copper Myr《銅のマイア》(緑)
1 Gold Myr《金のマイア》(白)
1 Silver Myr《銀のマイア》(青)
2 Vedalken Certarch《ヴィダルケンのセルターチ》
2 Wall of Tanglecord《絡み線の壁》
1 Perilous Myr《危険なマイア》
1 Riddlesmith《謎鍛冶》
1 Grand Architect《大建築家》
1 Snapsail Glider《嵌め乗りの滑空者》
1 Oxidda Scrapmelter《オキシダの屑鉄溶かし》
3 Chrome Steed《金属の駿馬》
1 Lumengrid Drake《ルーメングリッドのドレイク》
1 Golem Artisan《ゴーレムの職工》
1 Sky-Eel School《空長魚の群れ》
1 Saberclaw Golem《剣爪のゴーレム》
1 Soliton《ソリトン》
1 Myr Battlesphere《マイアの戦闘球》
1 Golden Urn《黄金の甕》
1 Panic Spellbomb《恐慌の呪文爆弾》
1 Sylvok Lifestaff《シルヴォクの生命杖》
やられたっ!
あぁ憎たらしい。
これほどまでの差を見せつけられると腹が立つほどです。
見れば見るほどキブラーらしいデッキなのですが
ここまで見事に尖られると(ある意味、愚直にやられると)たまりません。
では、この憎たらしいキブラーのデッキを解説します。
3枚の1マナアーティファクト
杖・赤爆弾・甕
どれもたいしたカードではありません。
しかし、このデッキでは大きな意味があるのです。
このデッキの基本的な動きは
1ターン目:1マナアーティファクト
2ターン目:マナマイア
3ターン目:《金属の駿馬》
3ターン目に金属術を達成し駿馬を出せることが
このデッキの最大の特長なのです。
そのための1マナアーティファクトであり
3枚のマナマイアなのです。
3枚の《金属の駿馬》
キブラーはインタービューでこう答えています。
質問者:「駿馬は何枚だと多すぎる?」
キブラー:「あるだけ入れていいカードさ」
メタルクラフトの代名詞である駿馬が
「キブラー戦略」の中心にあるのです。
4マナが勝負とは環境初期から散々いわれていましたが
その具現化の仕方とタイミングが憎たらしい。
やっぱり4マナ生物でマウントとっちゃうのが
この環境なのかもしれません。
3枚のマナマイア
LSV曰く
「マナマイアの3枚目以降は入れるべきではない、何故なら除去されたときにマナスクリューを起こしやすいからだ」
この理屈自体は正しいです。
マナマイアに依存したマナベースだと
それが除去されたときに土地が不足します。
しかし、除去されることを前提に
多めのマナマイアを入れればどうでしょう?このデッキのように。
マナマイアはこのデッキのキーカードです。
4枚なら確かに多いでしょう。
3枚であるところに妙があるのです。
除去なしデッキ
そうなんです。
金属術を達成したかったら除去なんか入れなきゃいいのです。
それを愚直にやったのがこのデッキです。
あぁ腹が立つ。実に悔しい。
じゃあ、盤面に触りたいときはどうするのか?
《ヴィダルケンのセルターチ》2枚
《ルーメングリッドのドレイク》
《オキシダの屑鉄溶かし》
タップ・バウンス・シャッターが内臓されています。
《黄金の甕》
1マナアーティファクトは
その存在自体がこのデッキのシステムの一部です。
その上、1ターン目にこれを置けたときのことを考えてください。
ダメージレースはもう勝負にならないほどのハンデがつきます。
ボクは散々この甕を使っておきながら
その最大の活かし方をわかっていなかったのです。
フレキシビリティは大きなアドバンテージ
ここからはピックの話です。
ドラフトビューアー(キブラー)
http://gatherer.wizards.com/magic/draftools/draftviewer.asp?draftid=12_10_2010_1&player=7&pack=1&pick=1&showpick=true&alwaysshowpick=false
SOM環境において
「柔軟なピックは大きなアドバンテージだ」とキブラーは言います。
なんか疲れたのでこの辺で(⌒_⌒;)
いやはや、才能があるっていいですねぇ。
インパクト強かったです。
要点絞って書いておきます。ドラフトする人にはオススメの内容です。
原文(公式)
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/feature/draft1
あんまり訳を意識せず、ボクの言葉で解説します。
詳細まで知りたい人は原文どうぞ。
まずはキブラーが3-0したデッキを見てください。
Brian Kibler, 3-0 2010 Worlds
10 Island《島》
4 Mountain《山》
1 Forest《森》
1 Copperline Gorge《銅線の地溝》(緑赤)
1 Copper Myr《銅のマイア》(緑)
1 Gold Myr《金のマイア》(白)
1 Silver Myr《銀のマイア》(青)
2 Vedalken Certarch《ヴィダルケンのセルターチ》
2 Wall of Tanglecord《絡み線の壁》
1 Perilous Myr《危険なマイア》
1 Riddlesmith《謎鍛冶》
1 Grand Architect《大建築家》
1 Snapsail Glider《嵌め乗りの滑空者》
1 Oxidda Scrapmelter《オキシダの屑鉄溶かし》
3 Chrome Steed《金属の駿馬》
1 Lumengrid Drake《ルーメングリッドのドレイク》
1 Golem Artisan《ゴーレムの職工》
1 Sky-Eel School《空長魚の群れ》
1 Saberclaw Golem《剣爪のゴーレム》
1 Soliton《ソリトン》
1 Myr Battlesphere《マイアの戦闘球》
1 Golden Urn《黄金の甕》
1 Panic Spellbomb《恐慌の呪文爆弾》
1 Sylvok Lifestaff《シルヴォクの生命杖》
やられたっ!
あぁ憎たらしい。
これほどまでの差を見せつけられると腹が立つほどです。
見れば見るほどキブラーらしいデッキなのですが
ここまで見事に尖られると(ある意味、愚直にやられると)たまりません。
では、この憎たらしいキブラーのデッキを解説します。
3枚の1マナアーティファクト
杖・赤爆弾・甕
どれもたいしたカードではありません。
しかし、このデッキでは大きな意味があるのです。
このデッキの基本的な動きは
1ターン目:1マナアーティファクト
2ターン目:マナマイア
3ターン目:《金属の駿馬》
3ターン目に金属術を達成し駿馬を出せることが
このデッキの最大の特長なのです。
そのための1マナアーティファクトであり
3枚のマナマイアなのです。
3枚の《金属の駿馬》
キブラーはインタービューでこう答えています。
質問者:「駿馬は何枚だと多すぎる?」
キブラー:「あるだけ入れていいカードさ」
メタルクラフトの代名詞である駿馬が
「キブラー戦略」の中心にあるのです。
4マナが勝負とは環境初期から散々いわれていましたが
その具現化の仕方とタイミングが憎たらしい。
やっぱり4マナ生物でマウントとっちゃうのが
この環境なのかもしれません。
3枚のマナマイア
LSV曰く
「マナマイアの3枚目以降は入れるべきではない、何故なら除去されたときにマナスクリューを起こしやすいからだ」
この理屈自体は正しいです。
マナマイアに依存したマナベースだと
それが除去されたときに土地が不足します。
しかし、除去されることを前提に
多めのマナマイアを入れればどうでしょう?このデッキのように。
マナマイアはこのデッキのキーカードです。
4枚なら確かに多いでしょう。
3枚であるところに妙があるのです。
除去なしデッキ
そうなんです。
金属術を達成したかったら除去なんか入れなきゃいいのです。
それを愚直にやったのがこのデッキです。
あぁ腹が立つ。実に悔しい。
じゃあ、盤面に触りたいときはどうするのか?
《ヴィダルケンのセルターチ》2枚
《ルーメングリッドのドレイク》
《オキシダの屑鉄溶かし》
タップ・バウンス・シャッターが内臓されています。
《黄金の甕》
1マナアーティファクトは
その存在自体がこのデッキのシステムの一部です。
その上、1ターン目にこれを置けたときのことを考えてください。
ダメージレースはもう勝負にならないほどのハンデがつきます。
ボクは散々この甕を使っておきながら
その最大の活かし方をわかっていなかったのです。
フレキシビリティは大きなアドバンテージ
ここからはピックの話です。
ドラフトビューアー(キブラー)
http://gatherer.wizards.com/magic/draftools/draftviewer.asp?draftid=12_10_2010_1&player=7&pack=1&pick=1&showpick=true&alwaysshowpick=false
SOM環境において
「柔軟なピックは大きなアドバンテージだ」とキブラーは言います。
なんか疲れたのでこの辺で(⌒_⌒;)
いやはや、才能があるっていいですねぇ。
コメント
>ひ
僕も運のせいにして2-1狙いが関の山ですねw
キブラー△
いやはや、あらためてキブラーの才能を見せ付けられました。
こういう目先の違うデッキをつくらせたら、
キブラーは当代一かもしれませんね。
>ひ
大いに自省したいところであります(⌒_⌒;)
あと、連射のオーガをメインデッキに入れないと言う選択も、なるほどです。
赤は3パック目ギリギリで決めたって印象ですね。
>2-1,2-4でそれぞれ金屑化を無視してるのが印象的でした。
でしょー?
そこで《金屑化》をスルーしてどうするんだ?
と思ったら除去レスのメタルクラフトに一直線ですもんね。
1パック目で「除去がとれなかった」と思ったボクに対して
キブラーは「除去なしでいける」と考えたわけです。
キブラーと自分を比較してもしょうがないですが
その差は歴然としていること間違いなしです。
キブラーはできる限り受けを広くすべきだと主張していましたが
確かに青と金属だけ集めていれば3パック目からでも対応できるなぁと
思い知ったというか、もう感心するしかありません(⌒_⌒;)