【ドラフト考察】《決断の手綱》は何故強くなったか
(M/S/Sドラフト)

前記事【ドラフト考察】《決断の手綱》は強くなった?
http://mtglistener.diarynote.jp/201102222343382959/

この記事に頂いたコメントがどれも秀逸で
MBS環境を理解するのに大変役立ちます。

《決断の手綱》という1枚のカードを切り口にして
この環境が見えてきます。

以下、コメントの要点をまとめてみました。



《決断の手綱》は何故強くなったか?

1.単体でゲームを決められるフィニッシャーが増えた
  (マッティーさんのコメントより)
それだけでゲームを終わらせられるスペックを持ったフィニッシャーが
増えたことも大きな要因

バカげたサイズをもったクリーチャーが増えました。
《荒廃鋼の巨像》はさすがにデカすぎて使えませんが(⌒_⌒;)

そんなクリーチャーを奪うわけですから、
奪われた方の被害は大きく、奪った方の得も大きい。



2.環境が遅くなり手綱が間に合うようになった
  (いぜっとさんのコメントより)
4マナあたりの中堅クリーチャーの質が上がったので、ブロッカーを突破できない状況が多くなりました。


その結果、6マナ呪文が間に合うようになった。
こう着状態でクリーチャーを+2するわけですから強力です。



3.パワーカードの集まりでもデッキとして成立するようになった
  (ファッカーさんのコメントより)

今まではシナジー重視のデッキを作る事が重要だったから、そこから一体だけパクってもあんまりおいしくなかったのが今まで
mBS後は単純にパワーカードの集まりでもデッキになるので、相対的に強さが上がった


この考察は目から鱗。

前環境はデッキをきっちりアーキに寄せる環境でした。
自分のデッキに入らないような(シナジーのない)カードを相手から奪ってもあんまり意味がありませんでした。

一方、今度の環境はシールド的なパワーカードの寄せ集めでもデッキとして成立するようになりましたから、手綱は相対的に強くなります。
なるほどねぇ。



4.エンチャント除去が減った
 (praeさん、Lichさんのコメントより)
《存在の破棄》《シルヴォクの模造品》に加え、
アンコの《微光角の鹿》や《真っ二つ》までもが減り、
《神への捧げ物》や《ヴィリジアンの堕落者》など
アーティファクト破壊のみに偏重されたお陰もありそうです。


割るものが減れば、当然エンチャントが強くなります。
手綱とかカードパワーは本来スゴイんですから。



5.安く独占できる
他の色に比べて青はそんなに強くなってないと思います。
そのためか、卓内で青を避ける人が多いので青の強いカードがガンガン流れてくる印象があります。


赤白と緑黒がアーキとして優秀なことには変わりませんからねぇ。
青のトリプルシンボルは強くてもとりにくいです。

その結果、青の強力カードまとめ取りして勝っちゃう
という展開になることがあるようです。まさにGPパリとか。

前の環境でも実は青単が勝ったGPが1回あります。
今回はそれが頻繁にあるかも。



コメントをくれたみなさんありがとうございましたm(_ _)m
環境理解がおおいに進みました。

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