SOMドラフトの感染

SOM×3(以下SSS)で感染デッキを組むときは
とにかく優秀な2マナ生物をかき集めてすばやく毒を乗せることが重要でした。

・《疫病のとげ刺し》
・《胆液爪のマイア》

この2匹が優秀な序盤の稼ぎ頭だったのです。

感染デッキは
そこから《嚢胞抱え》や《死体の野犬》につなぐ極悪デッキでした。



MBSデザインの意図

まずペンティーノさんの訳をご覧ください。
http://biggbo.diarynote.jp/201103070025544993/

重要なポイントだと思うのは
「2マナの感染生物のスペックが引き下げられた」

《解剖妖魔》には相手にダメージを通す術がありません。
しかも、タフネスは1に抑えられたままです。

SOMでは2マナの感染生物が強すぎたため
感染デッキがあまりにも強すぎました。

それを修正するために、2マナ生物の質を落としたと考えられます。
その分、デカい感染生物が増えましたがテンポだけで感染が勝ってしまうのを防ぐ形になりました。

また、《疫病のとげ刺し》や《胆液爪のマイア》への回答として
・《火膨れ杖のシャーマン》
・《迫撃鞘》

といった異常に強いアドバンテージカードが用意されました。
MBSとは2マナ感染包囲網だったといえます。



《ノーンの僧侶》

ちなみに、《胆液爪のマイア》を押さえ込めるクリーチャーを
デザインするとどうなるでしょう?

1点ダメージを与えるのが一番早いのですが
戦闘で一方的に勝つスペックを想像してみてください。

・まずブロックで耐えるためには、タフネスが4必要です。
・討ち取るためにパワー3、または感染のパワー1が必要です。

低マナ域に、3/4という生物は規格外ですから
作ることができません。

すると、3マナ・1/4・感染というのが唯一デザイン可能なラインです。
これが《ノーンの僧侶》として誕生したのではないでしょうか?



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