【ドラフト考察】ＮＭＳ環境は遅くなかった！？

2011年6月4日

Ｍ１１ドラフトの昔話

Ｍ１１ドラフトでは青黒のコントロールデッキが最強だと言われてました。

正確に言うと、日本のプロの見解はそうでした。
土地１８枚で《霊気の達人》と《リリアナの死霊》を積んだコントロールは実際ホントに強かったです。

ボクも青黒コントロールをこよなく愛していました。（注：ただしボクはただの素人）
《リリアナの死霊》大好きだったなぁ♪　

ところが、アメリカのプロは《戦隊の鷹》を中心にしたアグロを指向していました。
《歴戦の歩兵》でサポートする白ウィニー。

もちろん日本国内でも鷹アグロを好んでいた人はいましたし、
ＭＯでは全然よく見かけるアーキでした。

ただ、青黒コンと鷹アグロのどっちが強いということはなく
どっちも強かったです(⌒＿⌒;)

ＮＭＳ環境はどうよ？

ＭＯ（オンラインのＭＴＧ）ではＮＭＳ環境が始まったばかりです。

環境初期ということもあるでしょうが、
アグロデッキが多い印象を受けます。

・赤単　：《焼身の魂喰い》・《回転エンジン》
・青黒感染　：《荒廃の工作員》・《疫病のとげ刺し》
・緑青感染　：《ぎらつかせのエルフ》・《病毒のドレイク》

高速デッキの代名詞「赤単」であったり、
1/1感染クリーチャーに装備をつけて殴りきったり、
すばやく小さな傷をつけて、増殖で致命傷にしたり

少し遅くなると、
《合金のマイア》《マイコシンスの水源》《地平線の呪文爆弾》を使った
多色の感染も登場。

緑黒白感染　：《敗残のレオニン》・《枝モズ》・《金切り声の猛禽》・コンバットトリック

多色になった結果、生物とコンバットトリックの充実がすさまじいです。
多色化パーツ以外が全部有色であることも強み。

除去余り

感染デッキはご存知のように
感染クリチャーを除去よりも優先します。

さらにコンバットトリックさえ充実していれば
除去なんかほとんど要りません。１～２枚で十分。

するとどういうことが起こるか？

卓の半分以上が高速の感染デッキを目指すと
猛烈な「除去余り」になることがあります。

例）ボクの昨日のドラフト
http://mtglistener.diarynote.jp/201106031325441756/

卓のレベルが低いのかと思ったら
ほぼ全員がキッチリとアーキに寄せていました。

その前のドラフトでは赤白の除去が溢れかえりました。

青がらみの高速感染

青がからむ感染デッキの速さは脅威です。

《荒廃の工作員》ももちろん怖いのですが、
《ぎらつかせのエルフ》ですばやく小さな傷をつけて
あとは《病毒のドレイク》等で増殖するだけのタイプは
けっこうどうにもならない負け方があると思います。

そう！ＮＭＳ環境は高速環境（なのかもしれない！ｗ）